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(土) 19:04 感想

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8月24日に膵臓がんのため死去したアニメーション監督の今 敏(こん・さとし)。監督が生前に出演していたNHK『トップランナー』の放送回が9月25日(土)に再放送されます。


まるで願いが叶ったように。
見るよ!



ついったーでお勧めされた志賀直哉「清兵衛と瓢箪・網走まで」を読んだり。

清兵衛と瓢箪・網走まで (新潮文庫)清兵衛と瓢箪・網走まで (新潮文庫)
(1968/09)
志賀 直哉

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ついったーに書いた感想を転載してみる。

電車立ち読みで一つ目の短編「菜の花と小娘」<志賀直哉>を読む。寓話だけど、多分これ……お産の話?枯枝を荒い目籠に詰め込む──枯枝は飯を炊く燃料、よって飯を食う≒枯枝を食う。食事と云うより、お産に必要な滋養を蓄えるために腹に詰め込むイメージ。

続)「呼ばれた気がした」のは己の腹から。菜の花はまだ生まれ得ぬ我が子との対話。腹の中へ向かって語りかける「お前、こんな所で、よく淋しくないのね」「淋しいわ」「そんなら何故来たのさ」叱りでもするような調子で云ったのは、欲しくもない子が出来た怒り?

続)「雲雀の胸毛に着いて来た種が此処で零れたのよ。困るわ」と哀しげに答える。子種が零れたとしか云いようのない事故だった。本人も当惑している。やり場のない哀しみ。小さな流れ(寓話としては川だろうが、川とは書いていない)は産道。夕日が濃い時間、流れは血のように赤々と燃えているだろう。

続)菜の花を流れに浸し、そのまま流してやる。産道を通す=出産開始。菜の花を先に行かせている間、小娘は走っていて苦しい。菜の花が心配するほどに。途中休憩を挟む。髪の毛のような水草に絡まれた菜の花は厭がるが、小娘は笑って取り合わぬ。頭だけ出て休憩中?生まれる方にして見りゃ厭がりそうw

続)休憩を挟むと、小娘は二三間先を掛けていく。これは出産の痛みにだんだん慣れ、客観視出来るようになったからか。菜の花は死にそうな悲鳴を上げる。産声。いぼ蛙に驚いたという。小娘を励まし、産道を「頬っぺたをぶつける所」なぐらい凝視する姿勢を、腕立て伏せのように交互に行なう産婆の事か。

俗)一足先に客観視点を得た小娘は「大きな声をして笑」う。同時に「笑い事じゃあ、ないわ」と菜の花。【自分の家の菜畑に一緒にそれを植えてやりました】【今は多勢の仲間と幸せに暮らす身となりました】最初は欲しくもなかった子供だけど、腹を痛め、笑い、受け入れることにした──のかなと。




ぬら孫原作と、アニメの感想も。

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福山潤 平野綾 堀江由衣 櫻井孝宏 杉田智和 大塚周夫

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ぬら孫単行本を十一・十二とまとめ読み。デビュー時は危うかったけど、いやぁ、読ませる少年漫画家になったねぇ。羽衣狐編終わったらどうするんだろうってぐらい充実した内容。でも後先考えず、太く濃く走りきって欲しい。もう応援しなくていいかな。今後はライバル。アニメ見よ。 #nuramago

#nuramago ぬら孫一話。ひどかったらハッシュ有りで批判(結果ファンに攻撃されても)するつもりだった。原作を組み直し大変魅せる構成になっていた。一番美味しい牛鬼一騎討ちを冒頭にしたのは見事。昼夜で人が変わる「設定」百鬼夜行の主となる覚悟を試される「目標」もさらっと説明。

#nuramago ただ冒頭対決の声がBGMに掻き消され一寸聞き取り難いか。ギャグシーンもちゃんと笑えた。多分原作知らなくても楽しめる。闇夜のつららはイイ女だったね。つららが頼りに見える=(現時点では)リクオが頼りにならないと云うことで、正しい。人物・妖怪配置も説明出来てた。

#nuramago 地味に上手いなと思ったのは山ン本五郎左衛門百谷の不穏な動きを(二話以降で出るかもだが、少なくとも第一話に於いては)全く出さず対立を牛鬼に絞った事と、ラストシーンの割とどうでもいい会話を桜の絵で済ませた、センスのいい省略。

#nuramago ぬら爺声、大塚周夫置かれちゃもう何も云う事はない。牛鬼盤石、リクオは良い声っぽいが前述の通りBGMで聞こえ難く判断し難い。アニメ見てて思ってけど小さい烏天狗は「こてんぐテン丸」が元ネタか!割と妖怪作品の元ネタ捜しが面白い。

#nuramago 原作では十一巻第九十三幕・合流の羽衣狐と狂骨が階段を下りるシーン、「宿願が果たされる」「理想の世界がやってくる」台詞を散りばめられちゃあ、どう考えたって(左右逆だが)悪魔くんの元へサタンが甘い誘いを掛けに来る、あの階段シーンを連想せずには居られない。

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