(土) 09:30 図書館列車書庫
日本国憲法
第12章 国民クイズ(国民クイズの地位)
第104条
国民クイズは国権の最高機関であり、その決定は国権の最高意思、最高法規として、行政、立法、司法、その他あらゆるものに絶対、無制限に優先する。本憲法もその例外ではない。


国民クイズ<杉元 伶一、加藤 伸吉 他>【図書館列車書庫入り!】

食指が動かなかった「国民クイズ」を読んでみた。
うわー、すげえ! こんな高度な内容&曼荼羅のような個性的なコマ絵の面白さ&それでいて目まぐるしく変化する躍動感ある漫画だったのか!
「BE FREE!(江川達也で唯一面白いと思う漫画)」系でありながら、しっかりしたテーマの屋台骨で貫かれた構成の国民クイズはBE FREEを凌駕している。

去年、本屋で今の高校社会・歴史教科書を立ち読みした。
思いっきり自虐史観なのはいいとして(良くないが)、そのあまりの読みにくさ、日本語の酷さ(教科書なのに……)、読みにくさに呆れかえった。
一介の同人小説家が歴史認識や内容にどうこう言うつもりはない。ただ、その本の体裁や文章があまりにもひどい。これじゃ何が言いたいのかさえさっぱりだよ……。つまらない本を無理矢理読まされるんだから、そりゃ勉強も嫌いになるよなぁ。

そこで漫画テキストですよ。国民クイズは学校の図書館に置くべき。
戦争と核爆弾のテキストに「はだしのゲン」(ギギギギ)、生命や哲学テキストに「火の鳥」(ロビター!)の地位は揺らがなくても、国民クイズは「社会」のテキストとして「学校に置かれている第三の漫画」になれると思う。
社会・国家という混沌の化け物を、面白い漫画として書ききっているのは奇跡に近い。中学生ぐらいなら読めちゃうのが凄い。

雑誌掲載が九三年て事は十四年前か! ある大事件の予言めいたコマとかあってびびった。

AKIRAができたのなら、これも映画化できるのでは?

国家や社会がどのように死んでいき、どのように別物に生まれ変わるのか。その時々のリアルな情景が描き出される。
今の日本がなんか……死ぬ寸前の国家に見えて仕方がない。


「ワハハハハ!
 これぞ国民クイズだ!
 これぞ人間本来の姿だ!
 泣け! 笑え! 叫べ!」

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最近気付いた事。少数派だからって陰に生きる必要は無くなってきてるなぁ
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