(月) 22:49 感想
ヱヴァは明日あたり見に行きますよ。TV版で納得しちゃった派なので逆に劇場版は見てないのよねぇ。見てないのに蛇足に思えて。

ホテル・ルワンダ<配給:株式会社メディア・スーツ/『ホテル・ルワンダ』日本公開を求める会>
一九九四年四月。不景気。政治の失敗。国民の怒りが頂点に達したとき。テロリストが大統領暗殺を成功してしまう。それをきっかけにフツ族(全人口の八五%)過激派によるツチ族(同一四%)及びフツ族穏健派の大虐殺が始まった。
過激派は八五%全員ではないだろうけど、その人口比率から暴徒の人数は推して知るべしだろう。それだけの人間が一夜にして殺人鬼になったのだ。こんな恐ろしいことはない。
もしあり得るとするならこれは……そう、ゾンビだ。
一夜にして人間ではなくなる。それも一斉に。

町山さんは「『ホテル・ルワンダ』は現実版『ドーン・オブ・ザ・デッド』だ」という評論だけど、自分も全く同じ印象を持った。
昨日までの隣人が鉈を持って追いかけてくる恐怖は、ゾンビ映画としか表現できない。
いや、ゾンビでも生ぬるい。トロいゾンビも最近走れる様になったらしいけど、暴徒は同じ人間を鉈で殺し、女を性処理のために籠に押し込め、酒を飲み家を焼き銃を撃つのだから。

「ひぐらしのなく頃に」って体験版やって「だめだこりゃ」って投げたんでよく知らないけど、断片的な情報を聞くとこの事件が元ネタなのかなーとか思ったりする。「鉈」とか「人格一変」とかのキーワードを見てるとさ。

主人公はルワンダにあるホテルの支配人。
リッチな暮らしをしていた彼が否応なしに内紛に巻き込まれていく。
初めはきな臭い雰囲気だけだったのに、気付いたときは手遅れだった。
ホテルの外壁一枚外は民兵という名の殺人鬼がうろつく危険地帯。ホテルには毎日の様に助けを求める難民が溢れていく。国連平和維持軍は自分から銃を撃てないので何の役にも立たない。底を突く水や食料。ホテルスタッフの志気はどんどん下がる。自分は銃も撃てない一般人。愛する家族もいるというのに、一体どうすればいいと言うのか。
映画は彼を中心にして描かれていく。

「ホテル・ルワンダ」公開の一年後に「ルワンダの涙」という、別監督による違う切り口で映画化されている。それほどの衝撃がある事件だ。こっちも見てみたい。

ゾンビ映画に例えて思ったけど、ゾンビ映画でラジオ放送から始まるやつあったよね。ドーン・オブ・ザ・デッドで合ってたっけ? ホテル・ルワンダもラジオが重要なんだよね。ラストシーンも何か近いものがあるし。町山さん、その辺も含めて「現実版『ドーン・オブ・ザ・デッド』だ」って言ってるのかなぁ? だったらすげぇ。

見た後、何となくコンビニへの夜道を自転車でぶらぶらしてみた。
九月一日午前三時。晴天。
静かで無人の道路に街灯が煌々と輝く。
何の命の危険もなかった。
何かに感謝した。


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