(土) 13:58 感想
朝一で『魍魎の匣』を見てきましたよー。
念のためネタバレ注意
ただし五分ほど寝坊したので冒頭見てない(´Д⊂ 車上から新聞買うシーンから着席。
マジで本作の夢見たからなぁ。

評価としては「微妙」より上の「おしい、もったいない」という感じ。
前作よりは全然良かった。

なんと言っても絵がとても素晴らしい。金がかかってる、というよりも準備したり携わったスタッフの綿密な仕事が伺える。金をかけても「どこに数億円も使ったんだ?」って映画は幾らでもあるのに、この映画は大変有意義に使用されている。かといって湯水の如く使うのではなく、(ああ、これはあそこでロケしたんだなと分かる人にだけ分かる範囲で)節約できるところは節約されてて微笑ましい。
……『帝都大戦』なみのこの空気感を『姑獲鳥の夏』で実相寺監督に期待してたのに……(´Д⊂ 黙祷。
閑話休題。

作中に流れるBGMも悪くない。ただ「金魚の箱」だけ音質が悪かったのはなぜ? ちょい音圧……いや音量小さかったし。後で取って付けました?

脚本は原作に手を入れるタイプだけど、悪くない。「ほう、こうやったんだ。ああでも大切なシーンは分かってるし外してないな」という感じ。原作そのままだったら、多分同じ話を二回見るようなものでつまらないだろうし。
わりと削ったシーンや人物があるのにそれでも上映時間一三三分なんだから、分厚い辞書みたいな原作片手に奮闘した原田監督にご苦労様と言いたくなったw

役者の演技も悪くないかな。人物造形、監督の演出もいい感じ。
クドカンテイストは今回一勝二敗。ちょいウザイ。気分転換に入れるのは良いけど失敗してた。やっぱ舞台と映画は客層が(ここでは笑いどころが)違うんじゃないでしょうか。

衣装は地味に見えてむしろシック。いいセンス。前作の敦子たんも可愛いけど、今回の職業婦人ぽいのも意外にいい。京極堂もコスプレっぽさが無くなり普段から着こなしてる感じに馴染んでて大変よかった。

SFXもいい。血も、箱の中x二も、いい仕事だ。あんま詳しく言えないけど。

とまぁ、素材はかなり良い物が揃ってたんだけど、問題は編集かな……。
編集って料理人なんですよね。自分のやってるノベルで言えば、いわゆるスクリプト。テキスト、音、絵という材料を演出して作品という料理にする担当で。料理の出来は脚本と編集で決まると思います。
決して三流ではないんだけど……。ああでも全部編集のせいにするのも酷か。演出から「ん?」てとこあったし、編集が下手なんかでは決してなくて。ハッとするような上手いところいっぱいあったり、決して手は抜いてないし。

そういう自分も一流ではないんですけどね(´ω⊂
時間をおいて見たら、また違った感想かも知れない。映画でも小説でも漫画でも、そういう事はよくあるしね。

さぁて、これだけ言いたい放題言ったんだから面白い小説書かないとねー。
……ひー。

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