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(金) 18:57 図書館列車書庫
鷲崎超ラジ聞きつつ、レンジぬる燗呑みながら更新。いいあんべぇ(*´▽`*)
わっしー、「ロドニー・アレン・リッピー」でイメージ検索したけど顔出ないよー。

私は昔から少年漫画を楽しめない人でした。
ドラゴンボール、北斗の拳、キン肉マン。どれ一つ興味を持てなかった。
それらのヒーローは大概理由無く強い人だったり、初めからそういう星の元に生まれていたり、精神論や根性論で困難を解決する。大体ノリと勢いでうやむやにされて。
子供心に、そんなもんじゃこの俺の砂を噛むような人生は変わらねぇよ、と冷めた目で見ていた。
それでいて、素直に楽しめない自分自身が嫌いだった。

好きだったのはJOJOぐらい。あれは少年漫画的な根性論もあったけど、ちゃんと勝つ理由が用意されていた。
私が嫌いなのは少年漫画ではなく、根拠のない精神論だったのだ。
同じ理由で最近よくある「耳障りのイイ名前の技を」「スタイリッシュに」繰り出しあうだけの話が嫌いでねぇ。中二病のオナニーを見せつけられてる気がして。

現実と向き合う漫画特集を。

斉藤さん<小田 ゆうあ>

現実の問題を切り取り、愚直までに向き合おうとする姿勢は抜群にいいと思う。
がんがん向き合う斉藤さんと、ちょい及び腰な主人公のコンビだからバランスがいいのかもね。
……んでも、問題の解決手段が時々説得力無いんだよね。NHK「ご近所の底力」レベルというか、正直、これで上手くいくのかいまいち納得できないってこともよくある。そこが残念。
んでも(二回目)、重要な示唆は与えてくれると思う。後は自分で考える問題で。

怨み屋本舗<栗原正尚

降りかかる火の粉を払うために「暴力」で立ち向かうという方法論。(ここでいう暴力は必ずしも腕力ではない)
それは即物的でとても実効的だ。調べ尽くされ具体的に描写される手段は、何より説得力がある。
読んでいて為になるし、面白い漫画です。
……が、これでいいのかな、って疑問に思う。
気に入らない人を攻撃し、そして復讐し。
奇しくも、最初に否定した少年漫画がわざと目を向けない「復讐の無間地獄」を何も解決してない。ほっぽりっぱなしにしたその問題は、いずれ主人公の身に降りかかる事になるのだが……。その先は本編で。

リセットマン<栗原正尚【図書館列車書庫入り!】(at 08-10-26)

栗原氏は「暴力の応酬、無間地獄」に気付いたのだろう。
暴力ではなく、作者の「調査能力」はそのままに、ベクトルだけ別方向に向けた意欲作。
正直、怨み屋系の漫画(沖縄支店や巣来間風介などいっぱいある)かなと思ったら根本思想が違っていた。
「怨み屋」は降りかかる火の粉と戦う話だが、「リセットマン」はマイナスからゼロへ──プラスへと「立ち上がる」事に主眼が置かれていた。
ああ、図書館列車が目指してた方向性だなぁ。そしてくやしいけど、リセットマンのほうが実践的で説得力がある。図書館列車はもうちょっとざっくり心の問題に向き合ってるとも言えるんだけど。……おっと自分の作品語りは程々に。かっちょ悪いよね。てへへ。

企業戦士YAMAZAKI<富沢順>【図書館列車書庫入り!】

過労死で一旦死んだサラリーマン、山崎宅郎(イッセー尾形 似)。彼は肉体をほとんど機械化され、サイボーグ企業戦士YAMAZAKIとして蘇ったのだ!!
……と、ここまで聞けばネタでもやらないほどベタな設定。そして一話完結形式のプロットは割とワンパターン。
しかし、それが気にならなくなるほど面白い。仕事において、実直な反復こそが重要なのだと背中で語るように。

毎回、YAMAZAKIは業績が傾いた企業に派遣され、そこで一つのサービスや新製品を開発する。その商品という仕事一つ一つが、ドラえもんの道具以上に私をわくわくさせてくれた。
そのコンセプトは一六年前の漫画(1992~1999)とはいえ、どれもこれも「お客様の喜び、幸せ」を通して「愛」をモットーとしており、決して古びず価値は不変だ。技術の古さなど些末な問題に過ぎない。今なら今の技術で作り直せばいい。
最終話、これはかなりいい出来の締めじゃないかと思う。決して取って付けてなどいない。YAMAZAKIという男の仕事、人格、全てがここを向いていたのだ。

世の中を変えるのは「中二病な力」ではない。「自己顕示しない、淡々と積み上げる仕事なのだ」と信じるようになった。

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