(木) 10:24 感想
風邪引いて筋肉注射されました(´Д⊂


最近読んだ妖怪漫画を。
妖怪小説はあまり手に取る気になれないのは何故だろう。うーむ。


ぬらりひょんの孫<椎橋 寛>
ついこないだ週刊ジャンプで連載開始。
ぬらりひょんが妖怪の総大将とか言い始めたのは水木サンとか後世の作家が勝手に付けた設定なんだってばー(´Д⊂w

追記09/9/11
妖怪の総大将説は民俗学者藤沢衛彦が、「妖怪画談全集」(一九二九)収録のぬらりひょんの絵に「妖怪の親玉」という由来のないキャプションを創作したためだそうです。
→妖怪図巻 P149より。


んまぁ、画図百鬼夜行でも気軽に設定を勝手に付け足してるけどね。あれは当時の風俗や皮肉や駄洒落を組み合わせるっていう「意味」があるのだけど。
水木サンの場合はあんま深く考えず設定くっつけてる気が(汗) おおかむろが目ヤニ飛ばして攻撃するとかw
それを進めまくると「このロリコンどもめ!!」とバックベアード様がお叱りになられるので面白いなぁ。

閑話休題。
「ぬらりひょんの孫」椎橋さんは画図百鬼夜行をよく読んで参考にしてるみたい。マイナー妖怪が出てくるとニヤリとしちゃう~。
妖怪と人間の距離は「妖怪のお医者さん」ぐらい。一般人は妖怪に気付いてなくて、主人公の周辺の人たちだけが妖怪に気付いてる感じ。
「畏れ」への洞察は大変正しいと思う。ここからどう転ぶかだねぇ。


おとめ妖怪ざくろ<星野 リリィ>

コミカル少女漫画で楽しいねぇ。軍服萌え・大正はいからさん萌えな人向けで、気楽に読めます。
坊主頭の利劔<りけん>少尉が男前すぎる件について。


足洗邸の住人たち。<みなぎ 得一>

これだけ最近ではない漫画ですが。
妖怪屋敷に住む魑魅魍魎……というと聞こえがいいが妖怪たちがのんべんだらりと暮らす漫画。
妖怪や悪魔が怖いままで珍事やギャグが描かれてる感じ。
巻末の妖怪うんちくが楽しい。個人的にはみなぎさんて、こういう装丁や解説イラストこそ映えると思うんだけどどうだろう? 漫画家というよりイラストレーター寄りというか。妖怪百科な同人誌とか出たら欲しいなぁ。


怪異いかさま博覧亭<小竹田 貴弘>

足洗邸よりも博覧亭の方が好きかもー。テイストが今時の読者層向けです。
こちらは妖怪の元ネタや起源・縁起など、妖怪を解体していくタイプ。とはいえ妖怪を否定するのではなく、理解が深まる知的な楽しさがあります。
かといってZero<愛 英史/里見 桂>みたいな知的ってわけじゃなく、妖怪に親しむ主人公達の日常に起こる極々小さな珍事件を、ドタバタコメディテイストで解決していく楽しい漫画。同人サークル・冒険野郎のトムソーヤさんの「あやかしよりまし」的な楽しさというか。
こちらもマイナー妖怪が出てくるので妖怪好きにお勧め。
単行本には話と話の間に挟まれた解説・うんちくページもあって楽しいー。