(土) 00:00 図書館列車書庫
JOJO、魍魎の匣、魔界大冒険。大好きな作品が映画化されるけど、正直出来が不安で
素直に楽しみにできません。
あと自己紹介から好きな歌手・三輪明宏氏削除。東のやしきたかじんって感じの
歌と話術で人を引きつける芸人だったんだけど、もうなんか歌手じゃないし。

ブレードランナーの未来世紀<町山智浩【図書館列車書庫入り!】

カルト映画を解説する必要最小限なのに物凄い情報量。監督達もすごいがそれを追いかけて理解し、読者に説明している町山さんもすごい。
カルト映画監督達の伝記でもあり、映画の完璧な解説にもなっている。「<映画の見方>が分かる本」の名に恥じない凄い本だった。
町山さんは自分にマイク・マイヤーズを教えてくれた恩人だが、また借りが出来ちまったぜ。
オタク・イン・USA<パトリック・マシアス著、町山智浩編・訳>【図書館列車書庫入り!】

等身大アメリカオタクが語る話で面白い。そして自分よりよっぽどオタク的な批評眼と知識を持っている。そういう意味では逆に日本オタク知識の勉強になるぐらいだ。ウエイン町山さんが関わる本は面白いなぁ。
日本とアメリカには文化がない。生まれてからたかだか数百年しか歴史がないアメリカと、負けて植民地となった日本。もう街で着物を着ている人を見かけない。アメリカ的な大量生産のシャツとズボン、女子もみんな浜崎あゆみか松嶋菜々子だ。
……あ、もうそのニューバージョンの時代か。Vistaみたいに以前と代わり映えしない奴だけど。
手塚治虫が戦前から持ってきた漫画と、新しいアニメやゲームは大事にしないとね。
海がきこえる<氷室冴子>
青春小説の第一人者だそうな。なるほど、高校・大学と人々の心の機微が丁寧に観察されている。エピソードも懐かしいような感じ。
女性作家の男視点による女同級生の描写というのも面白い。「毎日、怨念をこめて手入れをしているというより」という表現は、毎夜肌や髪のお手入れに余念がない女性の、自嘲的な視点で笑えた。素朴でなかなか素敵だ。ここからライトノベルを見るとあまりに現実から距離を置いていて、なんというか……。
伊集院はFF12を「(美男美女の)他人事に思えて感情移入できない」と言ってたが、他人事でありながら限りなく読者に近い本作ならば、ライトノベル読者層でも自然に共感できるのではないだろうか。
イノセントワールド<桜井亜美>
素晴らしいエロ小説。他人を拒絶するアミは嫌いだし、自己陶酔な感受性描写は鼻で笑った。が、おっぱいとか擬音が一切出てこないのにメチャメチャ官能的。
ムードを高めたり前戯をしているわけでもないのに、なぜ
「あたしはごく自然にそれを口に含み、ゆっくりと優しくしごき始めた」
という描写だけでエロいんだろう。
それぞれの終楽章<阿部牧郎>
自伝なので色々起こるわけではない。穏やかで、若い目にはつまらない文章。我慢して最後まで読んだ。不思議なことに最後のトラックのシーンで、ごくごくわずかに涙腺が緩むのを覚えた。
直木賞っていっても、面白いかどうかは人それぞれみたい。自分が面白い物は自分で探さなきゃなぁ。
闇の力<佐野 良二>
青空文庫で読めます。「それぞれの終楽章」より、こちらの方がちゃんと構成していると思う。田舎の自然の風景の描写もこちらの方が鮮やかで素晴らしい。
夜道を自転車で帰る感じ。やったこと無い田植えの描写にのどかな田園風景が思い浮かぶ。先輩後輩の厳しい上下関係。好きになった人のこと。
淡いのぅ、淡いのぅ。


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