(火) 00:00 感想
「2006年に初めて体験した」お勧め作品を紹介してみたり。
ダメとした作品も、どうすれば良かったのか考えると自分の血肉になりそう。
長くなったのでまずは漫画部門だけ。
●漫画部門


一位・ライチ光クラブ<古屋兎丸/東京グランギニョル>
血みどろ・グロ・BoysLoveにつき万人にお勧めできません。一位からw 
俺順位だって言ってるでしょ!
あああ死ぬほど好きだこれ。読了後しばらく酔ったようにぼんやりとしていた。
美しい少年たち。なんと言っても高い知能と美学を持つゼラの求心力。
かいま見せるその妖美と能力に読者は絡め取られ、自ら膝を屈するだろう。
以下ネタバレ・反転隠し
そしてカノンが目覚め、ライチに心が芽生え始める。
没個性な脇役たちが動き出し、徐々に崩壊していく少年たちの秘密基地。
しりあがり寿の某作品(やじきたちゃうよ)を彷彿とさせる美しいラストシーン。
(もっと照明が明るい方が好きかも。……あーでも静の画面に光がうるさいか。
次の照明光&ライチのコマは文句なし)
みんな同じ服のためハマらされる叙情トリック、
リフレインが三重に張られていたり、

1「いやデンタクは素晴らしい働きをしてくれた。
これも僕の予測の範囲を超えていたよ」
2「この光クラブにおいて勝手な行動は決して許されない。
以前僕を裏切る者がいると言っていたがお前だったとはな」
3「デ デンタク! お前が真の裏切り者じゃないか!」

ちょっと苦しい勘違いも、ちゃんと伏線が張られ説得力を持たされていたり

1「感情の高ぶりは精緻な作業を狂わす」
2「次は誰が裏切るのだ!?」
3「まさかタミヤと組んでライチ畑を燃やすとはな!!」

そして狂い出すゼラがただのキチガイではなく未だ健在の高い予測能力を見せ、
常人には計り知れぬ猟奇な結論を導き出す宣言で事態は破滅へと疾走する。

「クククク…そうか薔薇だ… 薔薇 薔薇が必要だ!
今宵 街中の花屋から全ての薔薇を奪いに行こうではないか!!」

血塗れの眼鏡越しに見える薔薇まみれのジャイボ。
(白黒だとちょっと分かりにくくて残念だったが)

まったく……。古屋兎丸って奴はどれだけプロットを練り上げたんだ!?
そしてああ……古屋兎丸は。舞台演劇を意識し、舞台演劇への愛を叫んでいる。
なんなら逆舞台化されることを望んでいるんじゃないかなと思うぐらいに。

東京グランギニョルの原作はグリム童話において、あまりに残虐で削除されたという
「子どもたちが屠殺ごっこをした話
(Wie Kinder Schlachtens miteinander gespielt haben)」が発想の元ネタかも?

二位・サナギさん<施川ユウキ
センス全開四コマ。(二位にしてようやく)万人にお勧めできる面白い漫画。
ギャグでもあり、哲学でもあり、ほのぼのでもあり、毒舌でもあり。
「がんばれ酢めし疑獄!!」「十二月生まれの少年」もお勧め。
「もずく、ウォーキング!」はいまいちかも。

三位・ブラックジャックによろしく(一~十三巻)<佐藤秀峰>
号泣。安っぽいセンチメンタリズムではなく、重い医療テーマを淡々とえがく。
驚くべき実際のデータをばしばし披露するうち、現代医療への不信感を煽られる。
生身ではない作品中の死に号泣した。泣いたからいい作品って事じゃないけど。

四位・ライフ(一~十三巻)<すえのぶけいこ>
いじめとリスカを真摯にえがいた良作。昼ドラ並みになかなかエグイです。
人間不信になりながらも、周りの人々を支えにひたむきに生きていく主人公、
歩<あゆむ>。後半になるにつれ羽鳥さんの出番が減る気がして悲しす。
作者はある意味、愛海<まなみ>がお気に入りなのかもしれないw
最新十四巻は時間できたときに読めるよう積んでます。

五位・HELLSING<平野耕太>
面白い! カッコ付け漫画かと思って敬遠してたけど、読んでみるとハマった。
デザインセンスのある絵とコマ構成は、それが独立したイラストみたいにカッコイイ。
最近だと魔人探偵脳噛ネウロかしら。
“見て楽しい”って感じ。読み終わると、明らかに血が高ぶっているのが分かる高揚感。
謎だ。まぁ面白いからいいか。
……ところで魔弾の射手。自虐と微妙にネタかぶって……二年前は同じ名前を
付けてたし……やばかった。

六位・からくりサーカス<藤田和日郎>
富士鷹ジュビロのキャラが先行して(´Д⊂wたけど、これも面白かったよ!
何十巻もあるのを知ったときは閉口しましたが、五時間ぶっ通しで読めるだけ
読んじゃったですよ。というわけで読破はまだ。
少年ヒーローバトル物だけど、地に足が着いてて素敵。自分もこういうものを書いて
みたいなぁと思わされた。

七位・榎本俊二のカリスマ育児<榎本俊二>
嫁さんの「愛ある暮らし」より面白いなと思ってたらスピンアウト! 待ってました!
榎本俊二の入門用に良さげ。ゴッキーや「えの素」はこの後にしたほうが……? 
いや、甘やかしちゃいかんかw
「ムーたち」は全然面白くないと思うけど、それ以外「Enotic」「反逆ののろし」
など、基本的に外れ無し。

八位・皇国の守護者(三・四巻)<伊藤 悠(原作:佐藤大輔)>
地獄の小苗<おなえ>渡河<とか>戦。今のとこは軍記物だけど、これが段々……。
あと……BL素材になってて吹いた!

九位・fine.―ファイン―(二・三巻)<信濃川日出雄
四巻で終わりかー。もっと読みたかったんだけど。まぁでも、もし問題が
主人公と作者の中で解決してしまい、それで連載終了になったのならそれは仕方がない。
そいつぁ幸福な終わり方だと思う。

十位・銭(四巻)<鈴木みそ>
やはり「声優の値段」シリーズ。声優・アニメ業界のド演歌な裏話が楽しいね。

その他
もっけ(六巻)アニメ楽しみ。
スミレ17歳(二巻)週間化でパワーダウン? 月刊へ移動してペースを取り戻して欲しいわん。
Hey!!ブルースマン(一~三巻)<山本 おさむ>ブルースに青春を掛けたおっさんたちの話。これでブルースに興味を持ちました。
団地ともお(七・八巻)
スティール・ボール・ラン(七~十巻)
ハクバの王子様(三~六巻)
MANHOLE<筒井哲也>

うんちくをちりばめて楽しませつつ、ショッキングなヴィジュアルシーンで
目を引く。構成とかすごく上手い。特に黒川宏は中々素晴らしい造形だ。
自分の欲望で行動していない、一種の天使として神聖を持っている。
うんちくにより急展開が起こるのが計算されている感じ。設計が上手い。
しかしなんか見せ方が今ひとつ。専門知識必要に付きアンフェアかも。

リセット<筒井哲也>
ダズハント<筒井哲也>
花の名前<斉藤けん>やっぱ一巻が一番好きかなぁ。
ラブやん
ボーイズオン・ザ・ラン
ちとせげっちゅ!(一巻)<真島悦也>割と面白いです。
群青学舎・コダマの谷<入江亜季>雰囲気は好き。
DMC(二巻)、アマレスけんちゃん:DMCはややトーンダウン、後者は詰まらない。
学園革命伝 ミツルギ(一・二巻)<行徒>面白いんだけど、後半ちょっとパワーが落ちるかな。
いじめ臭い笑いとかは嫌い。
えの素トリビュート
暴力の都<画:中祥人 作:戸田幸宏>二巻辺りのアイドル志望の子の話はなかなか
グッと来た。これも前半が花か。
モーレツ!イタリア家族
イキガミ<間瀬元朗>設定は面白いのに勿体ない。明らかにテーマを書き切れてない。
もっと面白く転がせられるような話も淡々と話が展開する。
エマージング<外薗昌也>MANHOLEに近いバイオハザードものだけど、いまいち。
あおいろ家族
デスノート:「面白くなりそう」なまま終わっちゃったw
名探偵コナン<青山剛昌>

全然アリだと思う。毎回、よく数十ページにミステリーをまとめていると感じた。
特に初回は三ページで一事件解決して主人公の説明を行っているコンパクトさ。
初回のそれ以外は全然子供だましではなく、目先も毎回変わっている。
ただ週間連載での量産に適応するためか、間抜けな手がかりが残っていて糸口を
辿るパターンが目に付く。しかし、少年漫画とすれば少しずつ進めていくことに
より読者を引き込むという作用があることも否めず、致し方ない部分かと思う。
監視カメラとダイイングメッセージの回は飛び抜けて素晴らしいアイディアだっ
たが、やっぱりブレーンは数人いるんだろうなぁ。

涅槃姫みどろ
ガチ博士のヤンキーラボラトリー
魔法先生ネギま!(一巻)面白さがやっぱ分からん。
NANA(一巻)分からん2。

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