(日) 03:31 図書館列車書庫
燃えよ剣<司馬 遼太郎>【図書館列車書庫入り!】

いやー、これは萌えるわ。
土方さんと沖田くんに。

司馬史観、という言葉さえある博覧強記でありながら、歴史にうとい私でも楽しめ、小説としても大変面白い。

そしてラスト五ページ目(文庫版。P542、後ろから三行目)の「彼」の言葉に「燃えた」。
ずるいよこれは……。(涙)
かっくよすぎ~。

読んでて気付いたけど、「皇国の守護者」は「燃えよ剣」をひっくり返したものなんだなと。
皇国が北の端の北海道(架空の世界の話なので、名前は変えてあるけど)から敵に攻められる話なら、燃えよ剣は薩長土という南からの敵と戦う男の話で。
皇国の新城は天皇側なのに、燃えよ剣の「彼」はいつのまにか……。
皇国に五稜郭が出てきた時から、此処には現実とリンクする何らかの意味があるなとは思ってたけど……。あちきは勉強できないから、歴史における五稜郭の意味を全く知らんかったからなー。
ただ、新城は「彼」と同じように喧嘩屋で、人付き合いが苦手で、恋愛や愛情表現もどこか不器用って点は共通してた。多分、ここは「彼」に重ね合わせて書いた……書きたかったんだろうなぁ。
そして、「剣」に「守護者」。

面白さから言えば皇国が勝ってるかなとは思うけど、
やはり燃えよ剣の「司馬流始祖にして開拓者」「ほぼ史実」という凄みは今も読者の魂を振るわせる。
そして、これは言葉には語り尽くせない数々の良さがある。
皇国は完全オリジナルだと思うけど、魂は「燃えよ剣」なのだなぁと。
確かに、いい本を読むと自分も書きたくなる。

司馬先生のせいで、歴史が面白くなっちゃったじゃない。
ンモー。