(火) 21:37 感想
「スミレ・16歳!!」最終巻が出てた。
 卒業シーズンを前に、中々いいタイミングで出版されてますな。
 読んだ。
 なんか泣いちゃった(笑)

 完全にギャグセンスが昭和のそれだし、人情味も取って付けたような所がある。
 けれど、クサい話も丁寧に描く木訥さに人柄がにじみ出ていて、逆に心地よいぐらいだ。


 これはノスタルジーなのか?
 そういう部分もあるかも知れない。
 ノスタルジーを踏まえているからこそ、ベタなはずのあの最終話が掛け替えのない物になっている。
 これまでのお約束を意外な形で踏まえつつ、登場人物を完全に活かしきったラストシーン。
 見事です。

 作者は意図してないかも知れないけど、「え、じゃあ初期に目が死んでいた教職員も実は……?」なーんて想像の余地があったりして楽しい。いや、意図してるかな?


 今の少年漫画って血が出たり腕や首が吹っ飛んだり、殺すだの殺されるだのに終始するものや、少年誌なのに乳首が出てるとか、もうそういう漫画しか出てこないんだってあきらめ気味だった。

「スミレ」は「がきデカ」みたいな時代を変える爆発力があるわけじゃないし、
「GOLDEN LUCKY」や「稲中」みたいに独特のセンスを持っているわけじゃないけど、
ちゃんと少年ギャグマンガをやろうとして、描ききっている。

 オヤジの正体についてですが、作者は全面的に正しい。だからこそ、
「スミレ+オヤジ=ギャグマンガそのもの」
が不滅であると確信できる瞬間に立ち会えたのだから。
 この作品が好きだって奴とは、旨い酒が飲める気がする。

 次回作も楽しみです!


 やっぱ、このビジュアルがズルいよなぁ(笑)