(月) 00:52 感想
去年出会えて良かった本は「ガダラの豚」「私の男」「独白する……」「アイの物語」「燃えよ剣」。どれも凄い本だった。
「犬神使いと少年」の資料の中にも、たくさん素晴らしい本があったなぁ。
感想はブログに書いてないけど「ステーシーズ<大槻ケンヂ>」「マタンゴ―最後の逆襲<吉村 達也>」も読み物として中々。マタンゴはオリジナル映画を見たいんだけど、機会がねぇ……。
「泥濘<梶井基次郎>」「ある心の風景<梶井基次郎>」に至っては創作のガソリンだったし。


ところが今年は、全くいい小説に出会えていない。
自分がこの夏まで作家モードじゃないからかも……だけど。

村上春樹がどうしても好きになれないのでIQ読んでない。
森博嗣がデビュー作から「駄目な意味でのラノベレベル」で、最新作のスカイクロラからもっとひどい「そういう匂い」がして読む気になれない。
森見登美彦も駄目。「有頂天家族」「夜は短し……」、ノリが駄目で途中でギブアップ。

内容ではなく文体とか実験的試みやら、なんだかんだでうっちゃろうとする本が嫌いなのかなぁ。
あ、確かに舞城王太郎大ッ嫌いだ。「煙か……」二ページ半でマジで吐きそうになった。


いい本に出会う窓口の一つだったストリーム・ブックレビューも、今はないしなぁ。
豊崎由美とは本の趣味が合わないんだけれど、書評家・岡野宏文よりはマシかも。
キラ☆キラの岡野氏って毎回テーマは面白そうなのに、トークが残念……。でも頑張って!
ポイントは紙に書いてからしゃべろうぜ!

スタッフが書いたと思われる「~をぶったぎっていただきました!」
みたいな煽りも、別に批判してないので違和感有るし。
「解説する=ぶったぎる」って、日本語の感覚として凄く変なんですけど。
多分豊崎由美と言えば「メッタ斬り」だったので、多分そこからの安易なイタダキなんだろうなぁ。


あ、神足裕司と小林信也は完全にいらない子です。聞くべき部分が一切ない。
神足氏はうんちくを垂れ流すだけ、小林氏は「そんな話はブログに書け」レベル。
ポッドキャスト、もう飛ばしてます。


最近読んだいい文章は、引用したネットの記事や、村西とおるの日記ぐらいかなぁ。
先日町山さんも紹介してたね。
初めて知ったのは前にどこかのニュースサイトで紹介されてた時だった。北野誠の件で。

日記だけど、これは素晴らしい。ゴシップに終わらず博識で思慮深い考察が読める。
正直、自分の価値観上では「読んだらすでに<ヽヽヽ>」代金を払ってなきゃいけない「作品」だ。
本の形で出版される事を切に願う。もしくは手軽に「投げ銭」できる仕組みを。


TBS RADIO ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル:「マイケル・ジャクソン特集」
日本時間26日ロサンゼルスで死去したマイケル・ジャクソンについて、マイケル研究家としてタマフルでお馴染みの西寺郷太さん緊急生出演!


溜飲が下がった。これが聞きたかったんだ。
哀しみ、怒り、無加工でそのままぶつけるような郷太さんの肉声を。

普段は穏やかにコラムを話される郷太さんが、
今回は目が覚めたように別人で、畳み掛けるように明瞭なお話をされていた。

電話越し、と言う特殊な状況もあるのかも知れない。
面と向かって喋る場合より人の目を気にしなくてもいいぶん、脳CPU処理をトークに費やせるというか。
町山さんと郷太さんは、ほぼ一人喋りの方が映えるようだ。

そして番組冒頭延々二〇分に渡るトークをさせ、ほぼ妨げなかった宇多丸さんエラい。
これはみっちりスケジュールが決まってるキラ☆キラでは出来ない、
ある程度ユルい枠組みのタマフルだから出来たんだと思う。

これでしまおまほ さえ居なければなぁ……。自分の話しかせず人の話は聞かないので邪魔。