(土) 21:40 図書館列車書庫
空気人形<原作:業田良家 監督・脚本・編集・プロデューサー:是枝裕和>
【図書館列車書庫入り!】
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うちの一作目「自虐の詩AnotherBirthday」のタイトルは、
業田良家「自虐の詩」と伊集院光「自ギャグの詩」から。
そっちの映画化作品は原作破壊が怖くて見てませんが、
こちらは面白そうな感じしてたので大阪公開初日に。

ペ・ドゥナ、ARATA、板尾。
メイン三人が素晴らしく、脇役もそつが無くて完成度高い。

空気人形でのペ・ドゥナの良さは、
僕ら見る人が日本人だからこそ分かる部分があると思う。
顔姿形は日本人なのに違う国の言葉を話す人、
っていう微妙な距離感が、とても効果的で大成功している。
むしろ母国の韓国の人には、ただの不思議ちゃんに見える恐れが。

ARATAって映画「ピンポン」のスマイル月本くんか!!
ピンポンの主役は月本くんです。異論不可。

板尾も熱演でええ感じ。この人、実はいい役者なんだよね。
B級映画も数こなして経験積んでるからかな?

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内容紹介はウエイン町山の相方、ガース柳下さんの記事が端的です。
空気人形 ~心を持ったラブドール - レビュー - 映画散歩 - エンタメ - [どらく]

原作にない展開からラストへの流れは、わりと好き。
CGと実写がちゃんと馴染んでないのがちょっと気になるけど。
昔の自分ならこういう脚本書いたろうなぁ。書ける能力有無は別として。
今は好みが変わったので違う展開にするだろうけれど。

映画全体における印象も、湯加減が絶妙で好み。
綺麗事でなく、かといって露悪的ではなく、押しつけない。

これは男女問わず、一人で見に行くべき映画だなぁ。
彼女(彼氏)居るのに一人で見に行く事で、むしろ──って気がする。
デートムービーとして二人で見に行くのは……それはそれなのか?

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人によって伸るか反るかがありそうだけど、
伸るった自分は帰り道の心斎橋アメ村から世界を見る目が変わった。
活気があり退廃的と云うよりも
人がたくさんいるのにどことなく寂しげで
静かに滅び行くような街に見えた。


冬の創作するにあたり、勇気を頂きました。
新作について「犬神は好きだけど、これは……」って言われるかもだけど、
同じような作品作れないし、作る時間勿体ないし。
自虐と人形城みたいに変わっていきます。

ひょっとすると激しい批判を受けるかも知れない。
でもその時はスタッフに言わないでね。批判は原作の自分へ。