(日) 17:06 図書館列車書庫
薄命少女<あらい・まりこ【図書館列車書庫入り!】
薄命少女  (アクションコミックス)
今日たまたま本屋に行って、久しぶりに四コマ漫画単行本でも買うか、と気軽に手に取った本。
「薄命少女」
こういうちょっとした出会いが本屋の魅力だ。

この人は他に「東京眼鏡」のみという寡作の人で。
今調べたらサイトを開設してて漫画も公開してはる!
氷食症……? 寡聞にして存じませんでした)

東京眼鏡 1 (バンブー・コミックス)東京眼鏡 1 (バンブー・コミックス)
(2007/10)
あらい まりこ

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「東京眼鏡」は片思い男子がさらりとひどい事を云われる笑い、というシンプルなギャグだった。
それでいて全体に流れるセンチメンタリズムは何なのだろう、と不思議に気になっていた。

それが「薄命少女」では「あと一年の命という設定」をネタとしてギャグを畳み掛け、
センチメンタリズムは実感を得て立ち上がってくる。

そして。
人との出会い、縁が絡み合っていく。


死をギャグのネタにするとは不謹慎ザマス、と云う前に読んで欲しい。
磨きが掛かった昭和のギャグセンス(上手い事を云う笑い、鼻提灯)を。
話の筋やギャグ自体はベタでも、完成度が高ければ全く気にならない事を。
この全てが愛おしい、愛せる登場人物達を。



ラストは号泣しました。
最終話は思わず二度見+一度=三度見直しました。
最終話一ページ目の退院から、最後の四コマ、裏表紙まで隅々までが、
お見事です。
一冊の本としてこの上なく美しい完結です。